3月も半ば過ぎまして、私ごとではありますが、先月より生活の場所が変わり、目まぐるしく過ぎていた毎日がようやく少しずつ落ち着きはじめました。
昨年はオリッシーの活動に時間をかけてもいましたが、その一方でご縁ありヨガの代行やカルチャークラスの教室など、スタジオに来ていただく方々ともまた違った方との出会いがいろいろとありました。
代行のクラスなどは特に、サークルのみなさんや普段受け持たれてる先生のお伝えしているスタイルにより、参加者さんの姿勢や考え方もさまざまで、スタジオにいるだけでは気づけないことに気づかせてもらってとても勉強になった一年でした。
来年度からは生活場所が変わったこともあり、そういった代行のヨガクラスは今月3月で終了させていただき、今後の方向性について考えが深まることもありました。
そんな中で少しずつ私がヨガを通して何をお伝えしたいのか、どうありたいと思っているのかがなんとなく自分で分かってきた一年でもありました。
マットの上以外の生活もすべてヨガ、というのはもちろんそうなのですが.....
その大きなくくりのヨガとは別に普段多くの方に捉えられているアーサナ部分のヨガだけをクローズしてみても、(いや精神てきにも)私の場合、ヨガとオリッシーダンスが切っても切れない関係にあります。
あえて身体だけの面で捉えると、オリッシーダンスには身体の柔らかさは必要ですが、それだけではどうしても美しい動きを保つことはできません。身体を保つための適切な筋力も必要ですし、身体を動かす際に向かうエネルギーの方向が何より大切なんではないかな、と最近は思います。
これはオリッシーだけでなくヨガも、他の競技でも身体をうごかすすべての人に言えることなんではないかなあ。向かう先。何を意識しているか。
そして、ヨガはやっぱり完成されたポーズを目指すことが大事なわけじゃない、とつくづく思います。完成されたポーズを目指して、ケガをしたり、痛めたりというのをよく聞きます。身体の強張りや体調を無視してポーズにふん!と挑戦して、例えできたとしてもケガを同時に作ってしまってはあんまり意味が無い気がします。
身体も呼吸もいつまでも楽にならないのです。
すこーしの負荷をかけた動きを自分の身体の調子をみながら定期的にやりながらいつの間にか身体や呼吸は変わるのだろうと思っています。身体が変わることで、健やかになって気持ちが前向きになったり、周りのひとに優しくできたりする瞬間が増えたらなあ、その手助けにヨガがなるなら万々歳です。
気持ちいいくらいを目安にしてもらい、ヨガで身体を整えるつもりでその人にあったヨガをできるだけお伝えしたい。身体にはこころや生活スタイルなどや考え方のいろいろが表れてきたりもします。だから本当は定期的に身体や生活習慣などみて心地よく動かせるくせが身についてしまえば、あとは自分でいつでもヨガであろうが、新たにはじめることであろうが、できるようにお伝えしたいのです。
人間は無限です。できるできないを頭で決める前にやってみる。少しずつ続けてみる。続けていくうちにおもしろくなることもあるし、なんか違うなと思って離れることもあります。おもしろいことがなにかってそれぞれ違います。人生のおもしろいをいつまでも発見したり楽しむのに健康な身体やこころがあったら、もっと楽しめるし、生き生きできる。そのツールとしてヨガを楽しんでもらえたらなあと思っています。